傷病手当金を5回受給したFPが語る!申請方法と体験談のすべて!
こんにちは!「なしの箱ブログ」へようこそ。
今回は私が実際に傷病手当金を5回受給した経験をもとに、傷病手当金の申請方法や注意点、そして私の体験談を詳しくご紹介します。
傷病手当金とは?
傷病手当金は、病気や怪我で働けなくなった場合に、所得の一部を補償するための制度です。
通常は健康保険に加入している方が対象となります。
働けなくなった日から3日間は待機期間となり、その後4日目から支給が始まります。
支給条件
以下の条件を満たすと、傷病手当金が支給されます。
- 業務外の病気や怪我で療養中であること。
- 療養のために仕事を休んでいること。
- 連続する3日間の待機期間があること。
- 会社から給与が支給されていないこと。
傷病手当金の申請手続きの流れ
1. 必要な書類の準備
まず、申請に必要な書類を揃えましょう。以下が主な書類です。
- 傷病手当金支給申請書:健康保険組合や協会けんぽから入手できます。
- 医師の証明書:主治医に療養の必要性を記載してもらいます。
- 勤務先の証明書:会社側にも、仕事を休んでいることを証明してもらう必要があります。
2. 申請書の記入例
申請書の記入には、いくつか注意が必要です。
特に重要なのは、病気や怪我の内容を詳細に記載することです。
診断書に基づいて、症状の経過や治療の詳細を正確に書きましょう。
3. 提出先と提出方法
書類が揃ったら、勤務先を通じて健康保険組合に提出します。
提出期限は療養開始後2年以内ですが、できるだけ早めに提出することをお勧めします。
実際に傷病手当金を受給した体験談
1. 初めての申請でつまずいた点
初めて傷病手当金を申請したとき、申請書の記入ミスで手続きが遅れてしまいました。
具体的には、医師の証明書の内容が不十分であったため追加で書類を取り寄せる必要がありました。
書類の記入は慎重に行うべきだと痛感しました。
2. 申請をスムーズに進めるためのアドバイス
その後の申請では、主治医に事前に書類の内容を確認してもらい、不備がないかどうかをしっかりとチェックしました。
また、勤務先にも定期的に進捗を確認し、迅速に対応してもらうよう依頼しました。
この結果、申請から支給までの期間が大幅に短縮されました。
傷病手当金申請の注意点
1. 提出期限を守る
傷病手当金の申請には提出期限があります。
療養開始から2年以内が基本ですが会社の手続きが遅れることもあるため、早めに準備することが重要です。
2. 給与との兼ね合いに注意
傷病手当金は給与が支給されていない期間にのみ受給できるため、会社から一部でも給与が支給されている場合は注意が必要です。
事前に勤務先に確認し、正確な情報をもとに申請を行いましょう。
5度に渡る傷病手当金受給の体験談
受給までの経緯
私は今まで5度の機会にわたって傷病手当金を受給しました。
- 3週間受給
子宮頸がんで2日入院した後に自宅療養 - 1年半受給
うつ状態で2ヶ月休職の後退職して自宅療養 - 4ヶ月受給
うつ状態で1ヶ月休職の後退職して自宅療養 - 1ヶ月受給
メニエール病で1ヶ月休職、自宅療養 - 4ヶ月受給
メニエール病で再度休職、自宅療養
本当にお世話になりました。
受給中の生活と感じたこと~今までの給料よりは少なくなる
傷病手当金はざっくり言っても働いていたときの2/3の手当なので、手元に入ってくるお金は少なくなります。
短期間だったり、元のお給料をたくさんもらえてる人ならならそんなに問題ないのかもしれませんが、 私のように元々多くないお給料で生活しているものにとっては2/3って本当に痛かったです。
もちろんアルバイトもできません。労務不能なのだから……
ひたすら節約でしたね……
どうしてもやっていけないときは、生活保護等のほかの制度に助けてもらう方法もあるので病院や役所等で相談してみましょう。
こういうときひとりで抱え込んだり悩んだりするのは本当によくない!
相談したら、あっさり別の提案してくれることなんてよくあることです。
困ったときはネット検索だけでなく病院や役所に相談してみましょう。
傷病手当金のおかげで乗り越えたエピソード
何より療養に専念できました!
うつ状態で長らく療養していたときは罪悪感や焦りが芽生えたときもありました。
そのことについて何度も何度も病院で相談しました。
けれども焦って復帰をしても結局また体調を崩して再度休職というパターンもあります。
私はメニエール病のときは復職した後、再び休職しました。
焦りが一番よくない。
気が向いたら本読んだり日記を書いてみたりウォーキング行ってみたり
しばらくはのーんびりに専念することが大切だと思います。
退職後の傷病手当金の受給
退職後も受給するためのポイント
退職後にも傷病手当金を受給できることがあります。
これにはいくつかの要件がありますので事前にお勤めの会社にも確認しておきましょう。
- 退職日まで健康保険に加入していること
- 退職日までに傷病手当金の受給要件を満たしていること
- 退職日以降も労務不能が続いていること
- 健康保険の加入期間1年以上
一定の加入期間がないと退職後の傷病手当金が受けられない決まりがある場合があります。これは加入している健康保険組合によって異なるので必ず確認をしてください。
退職後はいつまで傷病手当金をもらえるか
同じ病気やケガの場合長くて1年6ヶ月です。
残り期間が気になる場合は健康保険組合に確認しましょう。
私は退職後も傷病手当金を受給する機会がありましたが、元気回復してから失業手当の手続きにいきました。
失業手当のお話は、また別の機会にしたいと思います。
まとめ
傷病手当金は、働けなくなった際の生活を支える重要な制度です。
申請手続きは少し煩雑ですが正確な情報をもとにしっかりと準備すれば、スムーズに進めることができます。
私の体験が、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!